ホーム > 町政情報 > 施策・計画 > 意見公募(パブリックコメント) > 「瀬戸内町観光振興計画(案)」に対する意見と回答について(パブリック・コメント分)
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更新日:2018年11月30日
瀬戸内町観光振興計画の作成に当たり、皆様からいただいたご意見の要旨と瀬戸内町の考え
方を次のとおり取りまとめました。貴重な御意見ありがとうございました。
平成30年4月10日(火曜日)~5月9日(木曜日)
31件
重点整備エリアの方向等 基本施策等・その他 |
意見概要 |
回答 |
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1.瀬戸内町海と遊ぶ公園整備事業(清水地区)P45 |
人工ビ-チ、防波岸、防波島を作れば、美しいサンゴなどの全ての環境が破壊されます。駐車場・トイレ・シャワーの整備はしていただきたい。 |
1.計画内の「基本構想図」はあくまでイメージ図であるが、一部構想している内容と異なる箇所があったことから修正する。 具体的には防波岸、防波島の整備は行わず、海岸線については自然環境の保全と安全の確保に十分留意して整備する。また、海岸線の背後には駐車場・トイレ・シャワーを整備するほかシ-カヤックの艇庫も設置することを構想している。 将来は奄美シーカヤックマラソンIN加計呂麻大会の会場も兼ねた海浜公園整備計画である。 |
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2.高知山展望台周辺整備事業(久根津地区)P45 |
オートキャンプ場の必要性 |
2.高知山展望所は、眺望や自然環境に恵まれて多くの観光客が訪れていることから、更なる観光地化を図るためオートキャンプ場の整備も視野に周辺整備を行うこととしている。ただし、検討段階であるため,計画の該当する部分(P45)を次のとおり修正する。 (2)重点整備エリア 次のとおり、重点整備エリアを指定し、エリアが抱える課題を解決するために施設整備等を行う事業を検討する。なお、整備する施設は例示的にあげており、事業実施に当たっては、町民や観光客のニーズを踏まえた整備計画を策定し、それに基づき施設も整備することになる。 |
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3.・基本方針(③受入基盤・環境の整備)P39 |
・鹿児島県が平成30年3月に策定した「奄美群島持続的観光マスタープラン」が言及されていません。 ・そこでうたわれた「持続的観光」の考え方が反映されていないようにみえます。 |
3.(③受入基盤・環境の整備)P39を次のとおり修正する。 「世界に類を見ない固有種が生息・生育する亜熱帯広葉樹林や大島海峡といった景観と生態系、生物多様性を保全し、シマの暮らし文化とともに後世に継承するため、持続可能な保護と開発が均衡した自然との共存を図り、旅行者に分りやすい観光案内標識や公衆用トイレ、駐車場、展望所の設置や住民も利用できる施設を整備し、旅行者が地域とふれあえる場・機会を整備する。旅行者が安心して、楽しんで観光できるようにワンストップ窓口を整備する。 |
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4.山と森と川で遊ぶ公園整備事業(篠川地区)P46
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・公園整備等の土木計画は、図面まで準備され具体化しているようですが、土木以外のソフト施策は、具体性が乏しいように思われます。 |
4.「基本構想図」は、あくまでイメージ図であり、事業実施に当たっては町民等の意見を踏まえて整備計画を策定します。その過程でソフト施策も具体的に検討していきます。 |
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5.計画策定にあたって (1)計画策定の目的P1 |
・全島的な観光計画は、DMOを通じた連動がうたわれていますが、具体的にどう連動するか不明です。 |
5.一般社団法人あまみ大島観光物産連盟のDMO機能を強化し、中心となって島内市町村や観光業団体をはじめ各種団体、各業界事業者、NPOなど多様な関係者が協働する体制を構築し、明確なコンセプトの共有と観光地づくりに向けた戦略の策定の実施を図ります。具体的には、(計画にも記載している)観光情報の一元化のためのウェブプロモーションサイトの運営やこれまで行ってきた共通の観光マップやリーフレットの作成、共同した広報宣伝活動、広域的な観光ルートの設定、広域的視点での観光施設整備等の取組の強化と各市町村等関係団体との連携強化を図ります。 |
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6.ヤドリ浜海浜公園整備事業(蘇刈)P46
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・ヤドリ浜の建設計画について、貴重な植生があると聞いております。専門家の意見を反映して頂けますようお願いします。 |
6. 専門家の意見を伺い、生息・生育する植生の景観と生態系、生物多様性を保全して参ります。 |
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7.山と森と川で遊ぶ公園整備事業(篠川地区)P46 |
・役勝川上流のエリアはアマミノクロウサギをはじめ多くの奄美固有種の生息区域です。開発すれば、生物多様性に負の影響を及ぼす計画だと思います。 |
7. 世界自然遺産奄美トレイル選定に向けたトイレと駐車場の整備が事業のメインであり、その他の事業内容も含め,生物多様性に十分配慮した整備計画を策定します。 |
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8.小中学校・廃校の検討(その他) |
・西方の廃校を利用した宿泊施設やバンガローなどあれば、西方の観光振興、集落の発展に繋がっていくと思います。 |
8. 既に観光資源として活用している休校中の学校もあり、その他の廃校・休校についても活用を検討していきます。 |
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9.公共事業(その他) |
世界自然遺産登録を見据えて海岸の漂着ゴミや森や川に投棄されたゴミなどの回収、美化を公共事業にして行くことは出来ないでしょうか。 |
9.漂着ゴミについては、民間の協力も得ながら対応策を行っていきます。また、投棄されるゴミについては住民モラルの向上を図っていきます。 |
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10.海の駅(その他) |
・海の駅をもっと魅力的なマルシェに!石垣島か宮崎など成功しているファーマーズマーケットなどから学んで下さい。 |
10.海の駅は、物流や観光、情報の拠点施設という観点から 関係機関や利用者等の意見等を取り入れながら、施設自体の魅力や機能の向上を図っていきます。 |
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11.施策3 トイレ、観光案内板、標識等の整備促進P44
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・消えている観光案内板について
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11.昭和58年度(本島側4基)と昭和62年度(加計呂麻島・請島・与路島11基)に整備されています。今後は調査し順次、改修を行う予定です。 |
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12.基本方針①施策2 奄美シーカヤックマラソン大会についてP42 |
・奄美シーカヤックマラソン大会のために整備が不可欠とありますが、大会参加者のニーズを知るアンケート調査を行ってから整備を考えたほうがいいと思います。 |
12.今、現在大会参加者等へのアンケート調査を行っていませんが、今後は、参加者の意見や大会関係者へのアンケート調査を実施することにしており、その結果を踏まえた整備を検討していくことも含めて計画に記載します。 |
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13.ライフセーバーの常駐化 (その他)
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・都市部の海に慣れない方々は、安全に遊べるビーチがどうかや天候の判断がつかないので、ライフセーバーが常駐するビ-チがあると安心です。 |
13.海でのレジャーを楽しむ観光客の安心・安全確保対策は重要であることから、そのひとつとして,ライフセーバーの配置方法等について検討します。 |
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14.ヤドリ浜海浜公園整備事業(蘇刈)P46
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・「瀬戸内町で宿泊したい」顧客と「瀬戸内町でキャンプをしたい」顧客は異なります。5つものキャンプ施設は、瀬戸内町では持て余すと思います。
・ヤドリ浜は、既存の施設を拡大せずに老朽化した建築物を綺麗にする程度の整備でよいかと思います。 |
14.観光客のニーズ等を把握した上で、数も含めキャンプ施設の整備計画を策定します。(そのため、計画では数は示さないことにします。)なお、策定に当たっては、加計呂麻島におけるキャンプ場整備の可能性も検討します。
・既存の施設改修が事業のメインです。その他の事業も町民や観光客のニーズ等を踏まえ、実施方法を含めて整備計画を策定します。 |
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15.油井サキシマスオウ周辺整備事業(油井)P46 |
・油井のサキシマスオウ周辺整備事業に関して、草刈りや道を歩きやすくする程度の最小限の整備でよいかと思います。 |
15.急峻地であるため、見学者の安全性を確保するとともにサキシマスオウノキの根を傷めないためにウッドデッキを設置することにしています。その場合、景観を損うような大規模な整備にならないよう配慮します。 |
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16.基本施策 P42~P44
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・どのようなスタイルの観光をしようとしているのかという基本施策が明確でない。 |
16.基本方針にまちの姿や観光客の姿、観光事業者の姿、住民の姿で目指すべき観光の具体的な姿を表記しています。P38①に「特別なものではなく自然と共生する瀬戸内の日常に、共感し感動した来訪者(観光客)がこの地を好きになり、特別な場所として繰り返し訪れる町」とありますように、本町にある自然・景観といった日常を好きになって繰り返し訪れるリピーターを獲得・増やすこと、また、P43の〔来訪者の流れイメージ図〕にありますとおり「海の駅をワンストップ窓口として多彩な滞在メニューを案内し、町内各地域に送客を図り、観光客の満足度向上と観光の経済波及効果拡大を図る」そのための考え方の方向性として、現在記載の施策を挙げております。 |
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17.基本方針④ おもてなし人材の育成 P44
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・マネジメントの強化 ・具体的にどのようにしていくのでしょうか
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17.P44「基本方針④」の「施策2町内の多様な人材・団体のネットワーク化」にも関連しますが、各団体や個人といった視点に加え、本町全体の観光振興を図る施策・事業を実施していく(本町全体の観光をマネジメントする)ため、本町の観光に携わる団体や個人をネットワーク化し、その中で奄美せとうち観光協会や商工会、交通事業者、観光ガイドや島案内人、インストラクター、U・Iターン者、若者を中核メンバーとして綿密なコミュニケーションを取り、連携・協働し町内推進体制を構築するという施策になります。 |
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18.重点整備エリアP45~P48 |
・重点整備エリアの計画は、地域振興、観光振興においてどのようなメリットとデメリットをもたらすのか調査がなされているならば、調査内容の詳細を拝見したいです。
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18.重点整備エリアとして挙げている箇所には、現状、観光客が島案内人やインストラクター無しで立ち入るには危険な箇所もあります。 ・安全性を高め、衛生的に環境を整備し、世界自然遺産登録を見据え、自然や景観を保全しつつ、観光客が立ち寄る、滞在する場や機会を古仁屋、加計呂麻の一部地域から、他の地域にも拡げることを目的としています。 <観光客にとっては> ・安全に観光できる。 ・町内の様々な地域に多彩な観光メニューがあることで、自分に合った過ごし方ができる。 ・地元の人と触れ合うことができる。 <地域にとっては> ・自然や景観が保全できる。 ・危険な箇所や衛生面で支障がある箇所が改善される。 ・賑わいが生まれ、観光客が来ることで地元が潤う。 ・町民が日常利用できる公園や施設が整備され、快適な居住環境となる。 <課題と解決の方向性の検討> 本町に関わらず観光地では、観光客の増加により起こりうる課題として、騒音やゴミの増加、交通渋滞や路上駐車といった交通環境への影響などが想定されますが、環境保全と観光振興の両立をめざし、受入体制や管理の仕組みも念頭に今後、整備計画を検討する。 |
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