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更新日:2023年5月22日
古来、袖の柄には奄美大島の自然の形がそのまま取り入れられてきました。
そして、現代では様々な意匠や感性が柄に反映されています。
加工技術の研究改善により、現在では古典的な幾何学模様は勿論のこと、複雑繊細な各種の花鳥紋様、山水調など、日本の伝統的模様に至るまで生産されており、さらに付け下げ調の絣織物も生産されて多様化する消費者ニーズに応えています。
龍郷柄
秋名柄
割込み柄
小柄の代表的な絣模様は亀甲柄といえます。平安時代末ごろから有職文様として盛んに用いられ、現代に至るまで伝統的な吉祥文様として広く好まれています。男ものに多い小柄は、現代でも多数生産されるその種類は数十種類にも及び、柄名には考案者や土地名が用いられています。
亀甲柄
西郷柄
有馬柄
イカットというのはマレー語で縛るとか、結ぶなど、絣の技法を意味する言葉だ。
5~6世紀ごろ、インドからスマトラ・ジャワ・チモール島などのスンダ列島にひろく伝わり、大島紬のルーツといわれている。
昔、島の人は美しく広がる自然を柄のモチーフにしたという。それは、草・樹・花・貝・蛇、また海亀の甲羅や夜空の星などであった。
龍郷柄の原点はアダンでつくったカジモーシャ(風車)絵図であった。
これは、琉球王朝時代につくられたと考えられる。この風車柄を二つ組み合わせたものが発達して、ソテツ葉模様を生み、これが、龍郷柄として定着したといわれている。
亀甲、青海波、卍柄、ウロコ柄は同じ厄除けで転じて幸せを呼ぶといわれ、ブライダル需要にもつながるといわれる縁起がよい柄だ。
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